2023/02/04 22:55
映画 海賊と呼ばれた男
百田尚樹原作です。
今般の日本のエネルギー政策にも関わる内容の補足になります。
イランという国は反米国家ですが非常に親日国であり、ペルシャ民族というとても優秀な民族です。なぜ親日国なのかは簡単にいうと日本はアメリカとやり合ったからです。
2009年5月にイランの遠心分離機1500基のうち1100基がアメリカとイスラエルが共同開発したマルウェア、スタックスネットにより破壊された話は以前しましたが、結構な嫌がらせを受け続けているのも反米国家の代表格だからでしょう。
日本人は知らない人が多いのですが、イランは親日すぎて日本に対しては円建で石油を売ってくれるのです。しかも海外に向けて刷る円は基本的に日銀が円を印刷すればいいだけなのでイラン産の原油を買えばエネルギー問題はほとんど解決します。
現在の石油価格高騰や電気代の高騰などで日本国民が締め上げられるこの状況はどう見ても、老朽化した原発の再稼働をしたいが為にあえてこのような状況にしているように見えます。
なお、自民党と原子科学の関係についてはバックナンバーを読んでいただきたいと思います。
私は反原発派ではなく、服部禎夫博士が研究した超小型原子炉ならおおいに賛成です。
イランに対して経済制裁をしているのにアメリカはイラン産の原油を調達しようとしているので日本もそうすれば良いと思うのですが。
ついでにイランから北朝鮮に『日本はウチの顧客やから、あんま嫌がらせしたらオマエいてこますぞ』って釘を刺してもらえればいいと思うんですが。(めんどくさいのでこの解説はいずれ)
映画の中でイラン産の原油を調達しに行く場面で日章丸が港で大歓迎を受けるのは、太平洋戦争における日本人をペルシャ民族は理解してくれているからでしょうか。