2023/06/27 22:02

苫米地英人
『超国家権力の正体』
先日発刊されたばかりの本書に苫米地先生の覚悟を感じ取りました。
私の師匠でもある日本が誇る世界的な日本ポリグルの小田兼利CEOから教わった事と繋がる話もいくつかごさいました。
私がこれまで読んできた苫米地先生の著書は50冊程度ですが、はじめて『革命』を名言されています。
1494年のスペインとポルトガルのトルデシリャス条約で、神に認められたその2国によって世界は勝手に2つに分割されていたという。
大航海時代がはじまり、異教徒という理由で奴隷にし、その奴隷を酷使し産業を発展させる。現代の格差社会は当時の東インド会社のシステムを雛形にして、グローバリストたちが世界中で行っている事である。しかし当時と現代の違いは当時は『神』であったのに対し、現代では『お金』に変わった事である。『神』の言いなりであったのが、『お金』あるいは『お金持ち』の言いなりになって奴隷にならされている。
そして今現在、『お金』の力によってその時代に戻そうとする勢力があり、グレートリセットを仕掛けてきている。
それに抗う勢力にBRICsがあり、しかもとうとうBRICsのGDPはG7のGDPを超えた。それはつまり国際基軸通貨アメリカドルの世界覇権の終焉を意味するのか。
これまで後進国の安い労働力の上に成り立ってきた先進国のこれからの衰退は明らかである。しかし割りを食うのは先進国の庶民だけである。
誰もが少しずつ利他の精神を持ち寄ることで『お金』の奴隷から解放される為の指南書にも見える。
私事ですが。
2001年。四国、坂出市にある当時『無門塾』の塾長であった本條文雄先生の言葉が蘇ります。
ー分け合えばあまり、奪い合えばたりなくなる道理を私達は今こそ理解しなければなりませんー
あれから22年が経ちます。
あ、本條先生は今もご健在です。