2025/07/14 20:07
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押忍、藤本です。
今回ブロックチェーンについて解説しますが、
ブロックチェーンの解説というよりデジタルデータの特性について説明します。
デジタルデータにはその特性上、長所と短所があり短所を解決する為に1990年代初頭に考案された単調性データ構造という技術が元になっているのがブロックチェーン技術なんですね。
そもそもなんでブロックチェーンという技術が必要なん?という話からしたいと思います。
これまで私は幾度となくこのブロックチェーンについてお話ししてきたのですが、そんな対話の中でおそらく本当に知りたいのはそこなんじゃないかと思うんですね。ですからよくあるブロックチェーンの解説ではみなさん理解はできても中々ピンとこないみたいです。
多くの人とブロックチェーンについてお話ししていく中でブロックチェーンが知りたいというよりもなぜブロックチェーンが必要なのかをまずは知りたいというみなさんの本音を汲み取ってお話ししようと思います。
そういう相手の持つモヤモヤまではAIは汲み取ってくれませんし、人間同士が問答してもモヤモヤが埋まらない事が多々ありますから、生身の人間同士が顔を見ながらの対話やコミニケーションはやっぱり大切なんだと思います。
ブロックチェーンの解説ならAIに聞くなり、YouTubeでも解説されたりしててまぁそれで大体の理解は出来るんだけどなんかモヤモヤが晴れないって言う人が結構いらっしゃるんですね。
よくよく聞いてみると【なんでそれがすごいの?なんでそれが必要なん?】っていうところに行き着くんですね。
そこでやっと私がなぜブロックチェーンが必要なのかを解説すると、そのモヤモヤが晴れたって言われるので、もういちいち同じ事を喋るのもたいがい飽きてきたので今回はそのモヤモヤの晴れるところを中心にして解説します。
ですから公開鍵、秘密鍵の非対称暗号の特性とか一方向関数とかの話はしません。本気で解説すると軽く2時間はかかりますし、そこまで深く学びたいなら、この苫米地先生の【仮想通貨とフィンテック】を読んでもらった方が確実です。
ですから今回の結論は【デジタルデータの特性の長所と短所を見た時の短所の側を解決するために考案されたのがブロックチェーンです】と言うお話をしていきます。
そこを解説せずに分散型とかマイニングとか解説されても【ふーん】で終わりですよね。だからつまらないし、理解はできても知的好奇心を満たすまではいかないんですよね。っていうかそこまで知りたいわけじゃないのがみなさんの本音ですよね。
せっかくなんでこの本の紹介もします。苫米地先生が1990年代初頭に考案された単調性データ構造を仲本さんという方がブロックチェーンと名付けて世の中に発表したという事が書かれています。実は私はこの本が出版されるよりも前に苫米地先生から単調性データ構造について講義を受ける機会がありました。
もちろんそれで終わらないのが苫米地先生ですから、フィンテックが世界をどう変えていくのか、どうあるべきなのかまで丁寧に教えてくださいました。
その講義の中の一部はこの本の中にも書かれています。
フィンテックに携わる人は当然、そうでない方もこの本を読んでこれからのキャッシュレス社会を先取りしちゃいましょう。
キャッシュレス社会とはいえ改悪だらけのPayPayとか給料のPayPay払いとか、私はあないな中途半端な代物、頼まれても使いませんけどね。私はポジショントークはする気ないんではっきり言っておきます。
でははじめましょうか。
皆さんが普段使っているメール、これがデジタルデータの身近な例です。メールを書くとき、「おはよう」と入力して、エンターキーを押して改行しますよね。書きかけなら、カーソルを動かして「おはよう」を「こんにちは」に変えたり、バックスペースで消したり、自由に遡って修正できます。しかも、修正した痕跡は残りません。この「遡って簡単に直せて、その痕跡が残らない」のがデジタルデータの便利なところ、つまり長所であり、同時に短所でもあります。
何が短所かというと、あなたがメールの作成時にちょっとトイレに行っている間に、誰かに勝手に【こんにちは】を【おっす!オラ悟空!】に書き換えられても気づけないかもしれないので、信頼性が大事な場面では困るんです。尿意ならば時間的にその程度のイタズラで済みますが、これが便意だったとしたらどうでしょう?時間的余裕を得たイタズラ好きは何をやるかわかりませんよね。
この「簡単に修正できて痕跡が残らない」というデジタルデータの短所側を解決するために考案されたのが、ブロックチェーン、つまり苫米地先生の「単調性データ構造」というわけです。
このブロックチェーンをもう一度メールでイメージしてください。エンターキーを押して改行した瞬間、その1行が「確定」します。この1行が、ブロックチェーンの「トランザクション(履歴)」です。例えば、「おはよう」と書いた1行が1つのトランザクション。一度エンターキーを押して確定したら、もう修正や改竄ができません。その行はボールペンで書いたように変えられません。修正テープや修正マジックを使っても【痕跡】は残りますよね。
これがデジタルデータをブロックチェーンで守るという事になります。
しかし、これが鉛筆で書かれたものなら消しゴムを使って書き直せますよね。
これがデジタルデータの元々の特性です。
だからデジタルデータは鉛筆で書いたみたいな情報なんですね。
そしてブロックチェーンにしたい時はボールペンを使うみたいな感じです。
鉛筆で書いた文字を消しゴムで消してもある程度【痕跡】は残りますから元々のデジタルデータの特性とは言えませんがあくまで【みたいな】感じで受け取ってください。
ブロックチェーンは、メールのような「簡単に修正できて痕跡が残らない」デジタルデータの短所を後戻り出来ないという形で解決し、データを出来るだけ安全で信頼できるものにする技術です。これは改竄が極めて困難な状態にしているという事なんですね。1行ずつエンターキーで確定していくイメージ、ちょっとわかりやすくなりましたでしょうか?
実際にみなさんの身近にあってもっとイメージしやすいものがあります。
それは【戸籍謄本】です。
どこの家で、誰と誰の子でいつ生まれて、いつ誰と結婚したとか、いつ誰を生んでそいつがいつ誰と離婚したとか誰がいつ死んだか、が時系列で書かれていますよね。そしてそれは変えようのない事実です。この戸籍謄本こそがアナログでのブロックチェーンであり単調性データ構造なのです。